気まぐれ猫と、気まぐれな・・・

ブログタイトル変更しました。旧タイトルは「うちの猫たち・ドジョウたち」です。富山県産・福岡在住の主婦が、我が家の猫のこと、趣味のこと、 その他日々のよしなしごとを、とにかく気の赴くまま気まぐれに綴ります。

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8月6日・・・零。

こんばんわ、かしみやです。
昨日はPCの前に座ることに違和感があったのですが・・・久々すぎて(笑)
すっかりいつも通りです。

猫写真たのしみにこちらのぞかれた方はゴメンナサイ・・・
まだブルーな気分が続いておりまして、今日も文字だけ日記でゴメンナサイです。

今日は退院後のこのブルーな気分について自己分析しながら理由の一つについてうだうだ書いてみようかと・・・。

「王様の耳はロバの耳~!」って、穴掘って叫んだ男の気分。
きっとこうして公の場に書くようなことじゃないけど、
でも吐き出さずに耐えることも弱い私には出来なさそう。

自分でははっきり、このブルーな気持ちの原因が分かっています。
一つは琥珀のことだし。
一つはこれから書くこと。
まだあるけど、まぁ今は置いておいて。

入院中―。

病院の図書室で本を借りて『永遠の0』を読みました。



8月に、大病院という異空間で読む戦争もの・・・
きっと普通に家で読むよりも感じる部分があったのだと思います。

『永遠の0』は零戦や神風特攻隊をメインに戦争を語ります。
一部では「戦争・特攻を美化している」と論じられていますが、どうもそういっている人たちはラストシーンだけでそういっているようですね。

今この平和な時代を生きている私には、真実は分かりません。
きっと批判している人も、原作者自身も・・・今の時代に本当に戦争を語る資格がある人なんていないと思うんです。
それが出来るのは実際に戦争体験のある人だけなんじゃないでしょうか。

ただ、一部の影響力ある人のそういう発言で、現代人が戦争をしる機会が減るかもしれないことだけは残念に思います。

病院でベッドの上にずっといると本当に体力が落ちていくのが分かって、7階の病室に居たのですが、移動はなるべく階段を使っていました。
途中に手術室のあるフロアがあるのですが、その前を通った時、ある人が電話をしていました。

聞こえてきた電話の会話・・・

お父さんが脳梗塞で倒れて病院に運ばれた。
容体が悪化し、これから緊急手術を受ける。
助かるかダメかという状態、助かったとしても半身不随は免れないだろう。

私自身が内視鏡で鼻茸取るだけという非常に簡単な手術だったから忘れていましたが、病院はこういう現場です。
その会話を聞いてから怖くなりました。
同じ建物にいる人が今夜亡くなっているかもしれない。

これまでさして大きな病気をしたことのない私にとって、
それまで意識しなかった「死」が身近にある空間・・・それが病院でした。

でもそれは今まで私が健康だったから。

医療関係者には病院がそういう場所であるのは当たり前だし、
入退院繰り返している人にも当たり前・・・。

同じ建物に居るか居ないかという条件を取っ払ってしまえば、この世には「生」と「死」が溢れている。

戦時中はその「死」がもっと身近で、だれもがそれを意識していた。
明日があるかどうかなんて分からない・・・でも誰もが必死で生きようとしていた中、
特攻隊員には、生きる可能性さえなかった。

「九死に一生」もない「十死零生」の作戦で若くして世を去った若者たち。

そんな若者たちが今の日本を見たらどう思うんだろう。
日本人同士での殺し合い、それも動機といえるような動機もない事件ばかり。
そのくせ残忍なものばかり。

戦時中「お国のため」と命を落とした人たちは、少なくともこんな未来のために犠牲になったわけじゃないだろうけど、
そんな人たちの犠牲の上に今があるのはゆるぎない事実。

今日8月6日は広島に原爆が投下された日。
きっとみんなそんなことを特に意識することなく今日1日を終えていると思う。

平成の時代を生きる私たちが「戦争」をどこか遠い国のおとぎ話のように感じているように・・・
いつか日本の未来が・・・
戦火に包まれ多くの命が失われるのが当たり前になって、平和だった時代を嘘のように感じることになる・・・

そんな未来が訪れませんように。

そんなことを考えさせられた病院での読書でした。

| 未分類 | 21:30 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

「死」について考え始めると、ブルーになっちゃいますよね。
ちなみに「生」について考えてもワタシの場合、ブルーになるのですが^_^;

結局は、「生・死」とは相反する言葉でありながら、行き着く先は同じだからかもしれません。

「戦争」を考えるとき。
実体験を伴わないワタシ達はそれを深く考えられない。

「事件」を考えるときも同じ。
自分は事件に巻き込まれることはないと日常を暮している。

「事故」もそう。
もしかしたら車に突っ込まれるかもなんて考えもしない。

「病院」もかしみやさんのおっしゃる通り、
死が身近にある空間。
でも、自分の診断によっては死を身近に感じることはない空間なのです。


難しいですね・・・
でも、考えることを止めたらそこで終わり。
上記のようなことを心に留めておくだけでも違うんじゃないかなぁ。

考えて、突き詰めて答えがでなかったとしても、それでいいのだと最近思います。
ただ、わが子へは自分が考えている「生と死」「戦争」などについてそれとなく自分の考えを伝えるようにはしています。
彼女がワタシの話を聞いてどう捉えるかどうかは別として。
それがワタシのやるべきことだと思うので。

かしみやさんも琥珀君のこと、ご自身のことなど(職場のイライラさんもいましたねw)大変でしょうが、
ブルーな時期が早く終わりますように!
(長文スミマセン(汗 )

| ちゃまま | 2014/08/07 18:58 | URL |

Re: タイトルなし

> ちゃままさん☆
うわぁ~~~っ!ありがとうございます!あんな文章だけの記事におつきあいいただいて・・・。そうですよね、きっと永遠に答えの出ない問題なんだと思います。「なんで生まれたか」って。普段意識しない問題なだけに、もしかしたら私にとって今が考え時なのかもしれませんね。ブルーな気分がちょっと続きますが、飽きるまで考えてみようと思います。
あ!イライラさん!誤解を招く表現をしましたが、職場の人ではないのですよ。ある習い事をしているのですが、その稽古仲間の男性。今回の入院手術でお稽古をしばらく休むことになったので、先生にはご心配をおかけしないよう報告したのですが、その稽古仲間の男性が、私の体のことというプライベートな問題で私がほかの稽古仲間には言いたくないと思っていたことを、ベラベラ吹聴して回ったんですよ。私の目の前で。その人、以前からそういう言動で私の友人を怒らせていたのですが、今回は私も激怒しましたわ。

職場では、もちろん仕事のことで周囲に多大なご迷惑をおかけするので上司に報告したのです。そしたら上司があまりおおっぴらにしないように、でも関係者にはこっそりと伝達してくださって、私が休みやすい環境を作ってくれました。感謝感謝です。

稽古仲間の男性は私がなんで怒ったのかも・・・いえ、怒っていることにさえ気づかないようなヤツで。イライラ倍増ですわ(笑)

あ・・・なんか愚痴こぼしていたらブルーな気分脱してきました~♪←単純。

| かしみや | 2014/08/07 21:22 | URL |















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